2017.9.3 城ヶ島
前日土曜日、いつものメンバーにて釣行予定であったが台風直撃で💨順延となる。
そして翌日の3日、日曜日はウネリ残りと予想。それなら絶好のチャンスだ。
なので、前日から天気予報と睨めっこだ。
土曜日午後9時で、波3m、ウネリ残りありで午後からは1.5mの予報で午前中は理想的な海況だ。
早めに仮眠をと思うが寝付けずYouTubeで田中シュウちゃんの番組を観て2時まで過ごす。
そして下の釣り部屋に行き入念に支度をする。
城ヶ島駐車場には4時半到着。
薄明るい中、目的の釣り座辺りを眺めると10人以上のベッドランプが点灯している。
しかしどうも様子がおかしい。
ベッドランプ軍団が左右へ移動しているようだ。
明るくなり、目的の釣り座の前面を眺めると、飛沫が舞い上がりベッドランプ軍団はウネリの無い釣り座へ移っている。
目的の釣り座でウネリが静まるまで待つか、ホテル側へ行くか迷うが、ウネリが引けば型狙いも期待が薄くなる。
ここは待つよりは実績は薄いが地合いのタイミングもあるので不本意ではあるがホテル側を選択した。
立てそうな釣り座を探しにチャランボを片手にホテル側の釣り座を探しに行く。
一ヶ所だけ立てそうな釣り座を見つけ、そこへチャランボを打ち込み駐車場に戻るその途中で5〜6人がこちらへ向かって来る。
良かった、先に釣り座を確保してと胸を撫で下ろす。
そして残りの荷物を持って釣り座に戻る。
この時には釣り座はウネリと飛沫が強くなりシューズを洗う程になって来た。
道具が流されないように高場にチャランボを打ち直し、竿ケースにバッグをチャランボのフックに固定して準備をする。
スタートは5時半、仕掛けはファイヤーブラッドのロッドにサスペンドライン、ハリスは馴染み優先で1.75号を3ヒロとり、ウキはBをハリス途中に装着し誘導幅を取り、ハリス中程にBと針上にG5のガン玉を打つ。
針は5号でスタートだ。
付け餌はボイル、生、シロップ漬けとオキアミ3種をたっぷり用意して来た。
撒き餌はオキアミLLとLの二角、パン粉2kgに押し麦1キロ、V9を2袋とフタ潮分用意して来た。
潮の速さや荒れ具合と仕掛けをの重さを考慮し、やや中間層より下を狙いV9をベースに海底部に刺激をと押し麦1キロを入れ、オキアミ1角で撒き餌を作る。
さて実釣だが、足元にコマセを入れ、その先に道具を入れるが、数投は餌は残る状況である。
もう少し流すと今度は二回も根掛かりしてしまう。
仕掛けが手前のヨレに入ると吸い込みがきつくウキが見えなくなり、棚が分かり辛いのである。
付け餌残りなので、棚ボケではと判断。
ウキを2Bに変更し、ハリスガン玉を外し、G2.G5のガン玉のみへ変更し、十分に残浮力を持たせ再度ポイントへ流す。
そして、そのヨレに対してのウキの吸い込み具合を見ると、水中にシモル、ウキのスピード、ウキが落ち着く位置が目視できる程度で良く見える。
ここでアオモノを思わせるような竿をひったくるキツい当たり❗️
あわせと同時にすっぽ抜けた。
そこで針を7号に変更する。
だが、ここからはシマダイや海タナゴ、ベラの連打である。
ベラは赤、青、オレンジとまるでベム、ベラ、ベロ〔妖怪人間〕だ。笑い❗️
サラシで見えないのだがポイントは浅場な上、キワの寄せ波で餌取りだらけになっていたのだ。
今度は30m程の沖のヨレに狙いを変更して足元より少し沖へとコマセをたっぷり縦にひたすらに撒き続ける。
と言っても超荒れの海況なので何処もヨレのような反応なので少しでもウキの動きが止まるような場所をポイントにすると言う程度の撒き方だが……
ここでやっと、このポイントでグレの登場となるが足裏程度である。
ここまでにおおよそ1時間弱はかかってしまっている。
これでポイントと棚が掴めたのでウキをフタヒロちょっとに固定にして余分なハリスを短く切る。
そして、ウキの沈み具合の馴染みと同時に強く張りを掛けて待つ。
実際には60度から70度近い張り角度を考慮すると棚はヒトヒロちょっとと言う感じである。
ここからは同じサイズのグレが連釣するがキープまでには及ばない。
ただ木っ端は一尾のみで殆ど足裏サイズなので棚コントロールは上手くいっていると思っていたのだが、型が小さくこの下にもう少し大きなグレがと思い、棚を50cm程下げウキの沈下する分だけウキ真下にG8のガン玉を追加する。
すると棚が深く、沈み分を考慮した追加のガン玉のせいか良型?バリが連続して掛かる。σ(^_^;)
荒れた海中でのやり取りが続き腕も肩もパンパンである。
いつの間にか撒き餌は底を尽き2時間程度で前半は終了。
荒れているので続ければ良型が来るかもと思うのだが、もう腕が悲鳴をあげている。
新たな撒き餌を作り、飛沫の少ない岩陰で椅子に腰掛け仮眠タイムとする。
指先の痒みで目が覚め、起きたのは11時と十分な昼寝タイムであった。
しかし指の数カ所が磯ブヨの餌食となり、痒さはマックスである。
辺りを見渡すといつの間にか湧いたように釣り人の山、山、山ダ❗️
それも飛沫を被りながらのTシャツ、短パン、スニーカーのルアーとフカセ⁇兄ちゃんアングラーばかりである。
ヒヤヒヤもんの兄ちゃん強行釣り師達は、仕掛けを前後左右の投げ放題、やりたい放題釣法と来たから参ってしまう。〔後ろは無いか(*≧∀≦*)〕
これではやる気も出ず、お腹も空いていたのでコンビニのコロッケ、唐揚げ、おにぎりをしっかり腹に収め再度休憩とした。
暫くして、飛沫を被りながら強行していた兄ちゃん達が半分程減ったので再度同じポイントを攻めてみる。
しかし、餌取りが増えている。
ガン玉を装着すると大きなバリと海タナゴ、きつく張り、鋭角に角度を保つと同サイズのグレは掛かるのだが鋭角のためか型は上がらず前半の顔ぶれと同様である。
その後は餌取りだらけとなりため息しか出ない。
最初のひったくりはいったい何処へ⁈
それでも数は釣れて飽きはしないのだが型は全く上がらない。
釣り人がひしめき合う間に、一面コマセ場になり上層は餌取り天国と化していたのだ。
これでは満足な釣りにならないと思い、場を休める事更に1時間程のんびり過ごし、仕掛けをシビアな設定に作り変えた。
今日はレトロなロッド、トーナメント制覇を持って来たのでケースから、これを引っ張りだした。
この制覇は今年1月穂先をファイヤーブラッドに取り替え、ガイドをIMに変更する改造を施したものだ。
なので使うのを密かな楽しみとして取って置いたのだ。
2時になり再度ウネリが頻繁に出始め、おいらのテンションは上がる一方である。
シビアな変更とは道糸をフロートに、ウキを00、ハリス1.2号、細軸スレ針4号、ノーシンカー全誘導とコマセの吸い込みと同じスピードで沈むように超軽い仕様へ変更だ。
ヒトヒロ半以内の浅い棚と判断し、ラインを持ち上げたり置いたりを繰り返し、ラインが表層に干渉されないように、素早く片手で道糸をつまみ出し、馴染みを優先させるようにヨレの吸い込みまで仕掛けを運ぶ。
ポイントでの仕掛けの沈み具合と頃合いをみてラインを海面に置き、張りを掛ける作戦だ。
フロートラインを海面に置き放しにすると上潮がラインを掴んでしまい、上手くコントロールできない、サスペンドラインでは狙う棚に入る前に道糸が上潮に捕まってしまい軽い仕掛けでは棚まで入らない。
ここで、兄ちゃん達は波被りもきつくなり撤収していった。
バリ、ベラは良く釣れていたようだ。
ここからは、ほぼ、おいらの独壇場なだけに俄然気合が入る。
沖までのヨレ筋を予測して、たっぷりの撒き餌を足元先に入れ、狙う30m程沖のヨレで、前述したようにウキを止めるようにラインコントロールをする。
ここからは足裏グレの連釣である。
どうやら地合いのようだ。
リズム良く短時間で足裏サイズを十数尾獲るがキープには至らない。
この足裏サイズは25〜6cm程度だが不思議な事に1cmも違わない型で、殆どおなじサイズなのだ。
そんな中、足裏と格闘中のおいらの周りには、いつの間にかカップルやご家族連れと観光ギャラリーが大勢見学している。
この様子はまるでトーナメント決勝のようだ。(最もトーナメント決勝なんて経験は無いのだが……(≧∇≦))
大勢のギャラリーの中、ワクワク感と地合いの期待が入り混じり手返しにも早いリズムが出てくる。
ここで吸い込みヨレで、もう少し沈めてから張ると、やっと30cm程のグレが掛かる。
足元はきついサラシでタモ入れが難しいのだが、ハリスは1.2号なので抜くことは厳しいと判断しタモを手に取る。
こんな海況とギャラリーの中、一発タモ入れときたから、なんて幸運なことか。
いつもはこんなパーフェクトタモのオペではないだけに!!!
これには子供連れギャラリーから拍手が飛び出し子供は魚見たさに、こちらへ走り寄るから、つい胸を張ってしまう。
しかし、この1尾の後は又も、足裏の連釣となる。
格好悪いのだが、足裏を含め終盤掛けた7尾をキープとした。
撒き餌は余っているが腕も肩も限界なのでここで納竿とした。
仕舞い作業中に奥でフカセをしていた若い爽やかなカップルの方が釣りの話しをしに来てくれた。
このカップルのお二人は京急のマグロ切符で釣りに来たと言うから、磯釣りも電車で通える若い方のレジャーの一つになりつつあるのであろうと思えた。
駐車場に着くと戦士のような装いの釣り師が❗️
そう隣の車にはチームサバルのX氏とばったり鉢合わせた。
しばし、昨年からの伊豆の海況や実積などと釣りの話しをした。
今日は丹羽氏と横根に釣行予定だったが荒れて中止となり城ヶ島まで足を運んだと言う。
ダイワマスターズでは凄腕を発揮しているだけに今日の釣り座と釣果を尋ねると32cm頭に13尾とやはり腕の違いを見せつけていた。
次回は教えて頂いた釣り座で竿出ししたいものである。
彼も城ヶ島の兄ちゃんアングラーには苦言を呈していた。
両隣りはビーチサンダルやらの軽装で、更にやりたい放題で殆ど流せない釣りだったと言う。
安全装備もさる事ながら磯でのマナーも考慮して欲しいものだとも言っていた。
こんなルールやエチケットなど、釣りメーカーなどもテレビ等でもう少し放送して欲しいものである。
週末の城ヶ島は、潮も釣り人も荒れ放題の磯であった。(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾